ここ2,3日でここまでたどり着いた。それは良かったのだが、考えてみると、私のMAD理論とは整合性がどうなるか、気になってきた。
MAD理論とOCDメカニズムの接続
まず、メモの内容を確認させてください。
メモの核心:
- OCDでは「予測=不潔、観察=不潔」なので誤差ゼロ→世界モデルが更新されない
- なぜそうなるか:AがACを守るために「不潔検出閾値」を極端に下げている
IFSの枠組み(MAD理論):
- A(マネジャー)がAC(追放者)を守るために防衛戦略を取る
- その防衛が問題行動として現れる
一見「整合しない」と感じる点はおそらくここでしょうか:
予測エラー理論では「脳の誤作動」という機械論的説明なのに、MAD理論では「Aが意図的にACを守っている」という目的論的説明になっている。同じ現象を指しているはずなのに、主語と因果の向きが違う?
繋げる鍵は**「閾値の設定主体」**だと思います。
予測誤差モデルが言う「不潔検出が微細になっている」という状態は、神経レベルの記述です。ではなぜその閾値がそこまで下がったのか——そのwhyの部分に、AがACを守るという目的論が入ります。
つまり:
ACが傷ついた体験(トラウマ・羞恥・汚染)
↓
Aが「次は絶対に見逃さない」という極端な防衛プログラムを組む
↓
予測誤差モデルで言う「検出閾値の病的な低下」が起きる
↓
予測=不潔、観察=不潔 → 誤差ゼロ → モデル更新なし → 強迫ループ
MAD理論は「なぜその神経システムがそう設定されたか」の物語を与え、予測誤差モデルは「その設定がどのような回路として機能しているか」を説明する——階層が違う説明として整合します。
ERPとIFSの役割の違いもここで綺麗に整理できます:
| 作用する階層 | 何をするか | |
|---|---|---|
| ERP | 神経回路 | Aを羽交い絞めにして強制的にモデル更新させる |
| IFS | Aの動機・目的 | Aに「もうその閾値設定は必要ない」と納得させる |
ERPは有効率60%の壁があるわけですが、MAD理論的に言えば「Aを説得せずに行動だけ変えようとしている」からAが抵抗する40%がそこに現れる、とも読めます。
この繋ぎ方は先生のイメージと合いそうでしょうか?
