自己モニタリングが弱い人はどうしたらよいか

自分で自分の状態を把握することができないことを
自己モニタリング能力の不足という

鏡に映して姿を見るなら、トイレに行ったときにたいていしていることだ
髪の毛や髭の具合が確認できるだろう

しかし自分の精神状態については難しいところがある
鏡がない

カウンセリングの中でそれが実現できればよいのだが
いつでも可能なわけではない

状態が把握できなければ、対処法も思いつかない

チェックリストは、考えさせてはくれるが、
自分が見えていない人には結局役に立たない

他人に何か言われても逆恨みする
他人の行動から自分のことを考えるとしても歪めて解釈する
だから自分自身を把握できないままになる

精神を測定するという考えはあって、
それなりに大きな領域であり、成果もある
しかしそれを使うかどうかはその人次第であって、強制力はない

誤解している人は誤解したままになりやすいのである
だからこそ何とか生きていけるのかもしれない
それはそれでいいような気もする

いいほうに誤解していれば、少し幸せというものだろうか

タイトルとURLをコピーしました