感謝の練習(Gratitude Practice)
毎晩、「その日に感謝できることを3つ」書き出す(例:「天気がよかった」「同僚が手伝ってくれた」「夕飯がおいしかった」)。
週に1回「感謝の手紙」を書く。誰かに感謝していることを具体的に書き、できれば直接伝える。
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感謝日記(「3つの良いこと」エクササイズ): 毎日、その日にあった良いことを3つとその理由を書き留めるシンプルな方法です。些細なことでも効果があるとされ、日常のポジティブな出来事に意識を向ける習慣を養います。
「感謝の手紙」は週に1度の実施が最も効果的であり、毎日だと「やらされ感」が出て効果が薄れる可能性も指摘されています。
直接的な感謝の表現(「感謝の訪問」/「感謝の手紙」):
感謝している人に直接会って、電話で、あるいは手紙で感謝を伝える方法です。これは最も強力な介入方法の一つとされ、幸福感の向上と抑うつ症状の軽減が1ヶ月間持続することが示されています。手紙を実際に渡さなくても、書くだけで幸福感が高まる効果があることも報告されています。
職場での感謝: 職場での感謝の気持ちの伝え合いは、仕事への熱心さや従業員エンゲージメントの向上につながることが研究で示されています。
このあたりは文化の在り方も関係していると思います。
米国を含む西欧諸国ではポジティブ感情の経験頻度と幸福感の間に強い関係性が示されていますが、日本を含む東アジア諸国ではその関係性が弱いことが報告されています
① 感謝日記(Three Good Things / 3つの良いこと)
最も手軽で有名な介入法です。
やり方: 1日の終わりに、その日にあった「良かったこと」「感謝したこと」を3つ書き出します。さらに、「なぜそれが良かったのか」という理由も一言添えると効果が高まります。
例:
同僚がコーヒーを淹れてくれた。気遣いが嬉しかった。
帰宅途中の夕焼けがとても綺麗だった。心が穏やかになった。
読みたかった本が図書館で借りられた。週末が楽しみだ。
② 感謝の手紙と感謝の訪問 (Gratitude Letter & Visit)
非常にパワフルな介入法です。
やり方: あなたの人生にポジティブな影響を与えてくれたけれど、まだ十分に感謝を伝えていない人を選び、その人への感謝の気持ちを具体的に手紙に書きます(約300字程度)。そして、その人にアポイントを取り、対面で手紙を読み聞かせます(これが「感謝の訪問」です)。
直接会うのが難しい場合は、電話やビデオ通話でも構いません。この体験は、書いた本人と受け取った相手の両方に、非常に大きな幸福感をもたらします。
うーん、という感じですかね。
感謝の心の足りない夫が、妻に感謝の練習をするとかの場面なら、有効かもしれないですが。