現場の皮肉:AIで浮いた時間が「さらに働け」になる現実
もう一つ見逃せないのが、AIによって「浮いた時間」が、結局さらなる業務の増加につながっているという報道だ。
『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、多くの企業ではAIによる自動化で従業員の作業時間が平均1日1時間削減されているという(SAPの調査より)。
だが、代わりに「浮いた時間でより多くの成果を出せ」と求めるプレッシャーが増している。
例えばAmazonのCEO Andy Jassy氏は、社員に向けて「AIでより速く、より多くの価値を提供せよ」と発破をかけている。
これは、単なる技術論ではない。
AIが仕事を助けるどころか、むしろ“仕事を増やす存在”になるのではないかという懸念すら生まれている。
ーーーーーー
トップ大学の論文に潜む“隠しコマンド”の衝撃!学術界の信頼はどこへ?
世界中の一流大学の論文に、AI向けの「ポジティブ評価を強要する隠し指令」が埋め込まれていた
この問題は、AIを用いた論文査読が徐々に広まりつつある現代において、研究倫理や学術の公正性に重大な疑問を投げかけるものだ。
人間には見えない形でAIへの“好意的な評価を促す”隠しテキストを含んでいた
このような文字列は人間の目にはほとんど映らないが、AIによる文書解析ツールにとっては容易に読み取れる情報となる。つまり、AI査読システムが論文を評価する際、その命令文に従って不当に高いスコアを与える可能性が高まるということだ。
「AIによる査読に高評価を促すのは適切ではない」として、該当論文の撤回を表明
一方で、異なる視点を持つ研究者もいる。「これはAI査読に頼る怠慢な審査員に対する“正当防衛”だ」と主張。人間の審査員ならば気づかないこの「隠しコマンド」が検出された場合、その査読がAI任せであった証左になるとし、むしろAI査読の透明性を問うための行動だったという立場を取っている。
ーーーーー
ChatGPTの結果がLLMスパムに汚染され始めた
ChatGPT が特にオンラインカジノや賭博産業において、ハッキングされたウェブサイトや期限切れドメインで再公開されたサイトを推奨情報のソースとして使用していることが明らかになりました
スパムサイトを参照元とした ChatGPT の引用は、Google 検索において特に信頼性が重要視される YMYL 領域も例外ではありません。
Google は数年前、YMYL(Your Money, Your Life)コンテンツ―「健康保険」など―に対して E-E-A-T を導入し、怪しげな商品を扱うスパムサイトが「おすすめの健康保険会社」のような YMYL クエリに表示されないようにしました。
E-E-A-TはGoogleの検索品質評価ガイドラインで、ページの品質に関する重要な要素として定義されている概念です。
Experience(経験)
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trust(信頼性)
ちなみに以前はE-A-Tとして広く知られていましたが、2022年12月にExperience(経験)が加わり、E-E-A-Tに更新されました。
Google が専任のウェブスパムチームを設置し、最終的に「E-E-A-T」を導入せざるを得なかった理由に OpenAI が気付くのはいつになるのでしょうか。
ーーーーー
iOS版SafariでChatGPTをデフォルト検索エンジンとして設定できる
設定方法は次のとおりです
ChatGPT アプリの最新バージョンをインストールされていることを確認する(されていなければインストール)
「設定」を開く
「アプリ」→「Safari」→「拡張機能」
「ChatGPT 検索」→「拡張機能を許可」を ON
このあとに、Google 検索で拡張機能が機能するようにアクセス許可を与える必要があります。
検索バーの左にあるアイコンからアクセス付与します。
設定を完了すると、以降は検索バーから検索すると ChatGPT 検索で検索が実行されます。