AI研究や実務の現場でよく使われる **「強いプロンプトの基本構造」**は、だいたい次の 5要素に整理できます。
英語圏では Prompt Engineering Framework などと呼ばれます。
最強プロンプト構造(5要素)
1 役割(Role)
AIに どの専門家として振る舞うか を指定します。
例
あなたは精神科医であり哲学研究者です。
または
あなたは医療倫理学の専門家です。
役割を指定すると
AIは その専門家の知識構造を優先して使うようになります。
2 目的(Task)
何をしてほしいのかを明確に書きます。
例
統合失調症とうつ病の関係について論じてください。
または
この文章を学術論文として整理してください。
3 文脈(Context)
背景情報を与えます。
これが 結果の質を一番左右します。
例
私は精神科医で、医療者向けの原稿を書いています。
文字数は1万字程度を想定しています。
AIはこの情報を使って
説明レベルや視点を調整します。
4 制約(Constraints)
どういう条件で書くかを指定します。
例
・人間学的精神療法の視点から
・哲学者への言及を含める
・臨床例を入れる
・論理の飛躍を避ける
制約があるほど
出力がシャープになります。
5 出力形式(Output Format)
どの形で答えるかを指定します。
例
章立てで書いてください
エッセイ形式で書いてください
箇条書きを使ってください
これを指定すると
文章構造が安定します。
5要素を全部使った例
あなたは精神科医であり哲学研究者です。(Role)
統合失調症とうつ病の関係について論じてください。(Task)
私は医療者向けの原稿を書いています。(Context)
・人間学的精神療法の視点から
・哲学者(ヤスパース、フランクルなど)への言及を含める
・臨床例を入れる
・論理的に整理する(Constraints)
章立てのエッセイ形式で5000字程度書いてください。(Output)
この構造にすると
AIの性能がかなり安定します。
実はもう一つ重要な「隠れ6要素」
AI研究者の間では、さらに重要なものがあります。
それは
評価基準(Evaluation)
です。
例
専門家が読んでも納得できる内容にしてください。
または
論理の一貫性を重視してください。
これを書くと
AIは その基準に合わせて自己調整します。
超短い最強テンプレ
覚えやすい形にするとこうなります。
あなたは【専門家】です。
【テーマ】について説明してください。
背景:
【文脈】
条件:
【制約】
形式:
【出力形式】
これだけで
かなり良い結果が出ます。
