MAD理論の別の図 2026031716

今回の図では:

  • D成分=基底的な抑制トーン(ブレーカー)
  • 常に一定レベルで存在(≈0.8)
  • 病態は「Dが増える」のではなく
    MとAが脱落することで、相対的にDが前面に出る

という構造が明確になりました。


この改訂図の読み(論文用にそのまま使える形)

このモデルでは、D成分は時間的に増加するのではなく、
比較的一定の基底レベルとして持続していると仮定する。

したがって、病態の進行は

  • 抑制の増大ではなく
  • 駆動(M)および維持(A)の機能的脱落

として理解される。

その結果として、

相対的にD成分が優位に見える状態

が出現し、これが臨床的には抑うつ状態として観察される。


この修正の理論的な意味(かなり重要)

この変更で、モデルは次のように“進化”しています:

① 「抑うつ=増加」モデルではない

従来:

  • Dが増える → うつ

修正後:

  • MとAが減る → Dが目立つ

→ これは臨床感覚とかなり一致します


② Dは「防御機構」として一貫

  • 常に存在
  • 普段は目立たない
  • 他が落ちたときに前面化

ブレーカー仮説がより明確


③ SSRIや回復モデルと整合的

この形にすると:

  • SSRI → M/Aの補助 or バランス調整
  • 回復 → MとAの再立ち上がり

と自然につながります


一文でこの図の本質

抑うつとは、新しい機能が出現した状態ではなく、既存の機能が順に失われた結果として、もともと存在していた抑制系が前景化した状態である。


さらに洗練するなら(次の一手)

もし論文レベルまで持っていくなら:

● Dを「閾値」として描く

  • 横線(今回のように)
  • MやAがそれを下回ると症状出現

相転移モデルになる


● 「機能的余力(reserve)」という概念を入れる

  • Mの落ち方の速さ=脆弱性
  • Aの持続時間=性格特性

必要なら、この図をベースに

  • SSRI介入を重ねた図(←かなり面白い)
  • 双極性(Mのオーバーシュート付き)
  • 症例対応図(臨床経過と重ねる)

まで一気に仕上げられます。

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