ACTの心理的柔軟性モデル 絵 スライド

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の心理的柔軟性モデルを、以下の構成でインフォグラフィックとして描画しました。

上段:3つの機能的柱

開放性(受容・脱フュージョン)を緑系、没頭性・中心化(現在との接触・文脈自己)を青系、活動性・関与(価値・コミットされた行動)を橙系で、それぞれ象徴的な図像——開いた手と雲の塊、山と湖面の観察者シルエット、羅針盤と足跡——で表現しています。

中段:ACTマトリックス(十字2軸)

横軸にAway ↔ Toward、縦軸に内面的体験 ↔ 外側の行動を配置し、6プロセスを4象限に分布させています。中心点が「柔軟性の核」として機能します。

下段:2つの理論的補足

EEMMサイクル(変異→選択→保持のループ)と予測処理モデル(内部モデル・予測誤差・体験回避vs能動的接触によるモデル更新)を並列配置しています。

末尾の3スローガンは「内容ではなく関係性」「除去ではなく受容」「症状軽減ではなく機能回復」——ACTの中核的転換を簡潔に示しています。

必要であれば、特定のプロセスを拡大したもの、あるいはヘキサフレックス(六角形)レイアウト版への変更なども対応できます。

ヘキサフレックス版に再構成しました。設計の要点を整理します。

幾何学的構造:pointy-top(尖頂型)正六角形を採用。中心(340, 390)、半径190pxで6頂点を等角配置(60°刻み)。Hayes原典に倣い、上から時計回りに「今この瞬間→価値→コミットされた行動→受容→脱フュージョン→文脈としての自己」の順で配置しています。

色の意味論的配分:青系(今この瞬間・文脈としての自己)=没頭性・中心化、橙系(価値・コミットされた行動)=活動性・関与、緑系(受容・脱フュージョン)=開放性。隣接する2ノードが同一機能クラスターとなる構造は、元のヘキサフレックスの論理を忠実に反映しています。

3つの機能グループ弧:左側・右側・下側にそれぞれブラケット状の弧を描き、「開放性/没頭性/活動性」の機能的三分法を視覚的に補強しています。

中心の「心理的柔軟性」は、6プロセスの収束点かつ統合点として円形で強調されています。

これはすこし足りない。


ACTマトリックスの構造と内容を、文字で視覚的に理解できるよう整理して解説します。ACTマトリックスは、心理的柔軟性を高めるために「今、ここ」での自分の立ち位置を確認するための非常に強力な2軸のツールです。

ACTマトリックスの構造図(イメージ)

ACTマトリックスは、以下の2つの軸が交差する4つの領域(象限)で構成されています。

左側:遠ざかる(Away)右側:向かう(Toward)
上側:外側の世界(行動・五感)【象限1】回避行動不快な体験(不安や思考)から逃げるための、目に見える行動【象限2】価値に沿った行動大切なものや価値に近づくための、目に見える具体的な行動
下側:内側の世界(内的体験)【象限4】不快な内的体験自分を苦しめる感情、思考、身体感覚(予測誤差など)【象限3】大切なもの・価値人生で大切にしたいこと、どのような人間でありたいか

各要素の詳しい解説(ソースに基づく)

  1. 横軸:行動の方向性
    • 左側(Away): 不快な感情や思考(予測誤差)を避けたり、強引に消そうとしたりする**「体験回避」**の方向です。
    • 右側(Toward): 自分が大切にしている**「価値(羅針盤)」**に向かって一歩踏み出す方向です。
  2. 縦軸:体験の性質
    • 上側(Outer): 他人からも見える、実際の振る舞いや行動です。
    • 下側(Inner): 自分の中にだけ生じている、目に見えない思考や感情、身体感覚です。
  3. マトリックスの活用法
    • この4つの領域を俯瞰することで、「今とっている行動が、単に不快感から逃げるためのものか(左上)、それとも価値に向かうためのものか(右上)」に気づくことができます。
    • ソースでは、このツールが各プロセスを追跡し、「価値に向かう行動」を整理するために極めて有効であるとされています。

この図を頭の中に描く、あるいは紙に十字を書いて、今の自分の状態をそれぞれの場所に当てはめてみるだけで、ACTの核心である「心理的柔軟性」を実践する助けとなります。


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