家事や育児中の自己批判に優しさを持ち込むためのCFT流セルフワーク
🍵 家事や育児中の自己批判にありがちな思い
- 「こんなことでイライラして母親失格だ」
- 「もっとちゃんとやらないと。手抜きしてる自分が情けない」
- 「子どもを怒鳴っちゃった…最低だ」
- 「他の家庭はもっとちゃんとしてるのに、私だけダメだ」
家の中で一人でいるときほど、こうした厳しい声が繰り返し出てきやすいです。
🌿 セルフワークのステップ
① 自己批判にまず気づく
家事をしている時、育児でイライラしている時、
「また自分を責めているな」
と気づけたら、それだけでも小さな第一歩です。
それを 悪いことと思わず、「気づけてよかった」と自分に言ってあげてください。
② 批判の声の奥にある「意図」を探る
例えば
「もっとちゃんとしろ!母親失格だ!」
という声が聞こえたら、
少しだけ立ち止まって、
🌷「この声は、私にどうなってほしいのかな?」
と問いかけてみてください。
すると
「子どもにちゃんとした生活を送らせたい」
「家族を幸せにしたい」
という大事な意図が隠れていることに気づけます。
③ 優しさを持ち込む言葉を試す
次に、その意図に対して優しく応えます。
「そうだよね、本当は家族を大切にしたいから、そんなに厳しく言っちゃうんだよね。」
「あなたは母親失格なんじゃなくて、それだけ家族を大事に思ってるんだね。」
優しい言葉が難しいなら、
「そうだったんだね」
とだけ呟いても大丈夫。
これだけでも脳は少しだけ安心に向かいます。
④ 体に優しさを届ける
優しい言葉がピンとこない時は、
- 胸やお腹にそっと手を当てる
- 肩や頬を軽く撫でる
- 深呼吸して吐く息を長めにする
身体から安心を入れていくと、自然に心も少し緩みます。
⑤ 「友人への言葉」を借りる
どうしても自分に優しい言葉が出ないときは、
「親友が同じことで悩んでいたら、どんな言葉をかけるだろう?」
と考えてみてください。
例えば、
「そんなに頑張ってるんだから、ちょっとくらいイライラしても大丈夫だよ」
「あなたはちゃんとやってるよ」
それをそっと自分に返してあげます。
(違和感があってもOK。その「やり慣れなさ」ごと大事にしてください。)
📝 小さなコツ
✅ 「今すぐ自己批判をなくそう」としない
→ 優しさは自己批判を“消す”ものではなく、“寄り添う”もの。
✅ 優しさに違和感があれば、「その違和感が出るほど、今まで自分に厳しくしてきたんだな」と気づく。
✅ ほんの5秒でもOK。料理中、洗濯物を干しながら、赤ちゃんを抱っこしながらでも。
🌷 まとめ:家事・育児中のセルフワーク短縮版
① 「あ、また責めてるな」と気づく
② 「この声の奥には、家族を大事にしたい気持ちがあるんだな」と言う
③ 胸や肩にそっと手を当てて、深呼吸
④ 親友ならなんて言うかな?と考えて、自分に同じ言葉を返す