CBT:therapists_guide_to_brief_cbtmanual 111p

以下は「A PROVIDER’S GUIDE TO BRIEF COGNITIVE BEHAVIORAL THERAPY」の要約の日本語訳です:

  • 著者と出版者: Jeffrey A. Cully、Darius B. Dawson、Joshua Hamer、Andra Teten Tharp(2021年、米国退役軍人省南部中央精神疾患研究教育臨床センター(MIRECC)発行)。
  • 目的: このガイドは、提供者に対して短期認知行動療法(CBT)の基本的な概念と実践的なアドバイスを提供する。
  • 内容: CBTの提供方法や治療中に用いるスキルの実際的なアプローチを紹介。治療過程で遭遇する可能性のある課題に対する解決策を提案。
  • 患者との関係: 良好な治療関係が患者の治療に対する意欲を高め、変化を促すため、治療関係を築くことが重要であると強調。
  • 課題設定: CBTでは、患者と協力して明確で達成可能な目標を設定し、それに基づいて治療を進めることが重要。目標設定は、患者の症状に関連する認知的または行動的な変化を促す。
  • 患者教育: 治療開始時にCBTの進行過程について説明し、患者が治療の流れを理解し、積極的に治療に参加できるようにする。
  • 文化的配慮: 患者の文化的背景を理解し、それが症状や治療にどのように影響するかを話し合うことが重要。
  • 技術と自宅での課題: セラピストは、患者に自宅で実施する課題(宿題)を与え、治療の進行をサポート。課題は治療目標と関連しており、患者が治療に参加する意欲を高める。
  • 特殊な患者群: 認知障害を持つ患者や、特定の職業的背景を持つ患者(軍人など)に対する特別なアプローチが必要であると指摘。
  • 治療の結果: 患者は自分の思考パターンや行動を変えることにより、症状の軽減と日常生活の改善が期待される。治療過程においては、治療の進捗を確認し、必要に応じて調整することが求められる。

このガイドは、CBTの提供者にとって有用なリソースとなり、患者との効果的な治療関係を築くための助けとなります。

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