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補論-2 神の摂理と人間の自由——最も古く、最も深い問い

神の摂理が言われる。しかしすべてが神の摂理であるならば、人間の自由意志に何の意味があるのだろう。人間の信仰に何の意味があるのだろう。信仰しないのも神を捨てるのも、神の摂理であると考えるのだろうか。神の摂理と人間の自由——最も古く、最も深い問...
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補論付加論 三つの通奏低音

カトリック神学という壮大な音楽を支えているのは、今あなたが挙げた「三つの通奏低音(バッソ・コンティヌオ)」です。通奏低音とは、表向きの旋律が変わっても、底辺でずっと鳴り続けている基本のリズムや和音のこと。これまでの登場人物たちを横断しながら...
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補論 カトリック神学を貫く三つの通奏低音——歴史を横断する深層構造

補論 カトリック神学を貫く三つの通奏低音——歴史を横断する深層構造補論の目的十五章にわたる旅を終えて、今一度、全体を上から眺めてみたい。個々の章では、特定の時代・人物・思想に焦点を当てた。しかしパノラマから見ると、二千年間繰り返されてきたパ...
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第十五章 現代カトリック神学の地平——対話・多元・統合の模索(20世紀末〜現在)

第十五章 現代カトリック神学の地平——対話・多元・統合の模索(20世紀末〜現在)二千年後の神学者が立つ場所神学学校に入学したあなたは今、途方もない遺産の前に立っている。パウロの「信仰による義」。ヨハネの「ロゴス」。アウグスティヌスの「われわ...
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第十四章付属章 解放神学

これまでの神学の旅は、個人の心の内面や、知性による神の証明、神秘的な体験などを中心に見てきました。しかし、20th世紀後半、特に中南米から巻き起こった「解放神学(Liberation Theology)」は、それまでの神学のあり方を根底から...
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第十四章 解放神学と文脈的神学——南から問い返す神学(20世紀後半)

第十四章 解放神学と文脈的神学——南から問い返す神学(20世紀後半)リマの貧民街で神学者が問うたこと1960年代、ペルーの首都リマ。若いカトリック司祭グスタボ・グティエレスは、貧民街(バリアダス)で働いていた。舗装されていない道。清潔な水の...
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第十三章付属章 カール・ラーナー

パスカルからさらに時代は下り、現代(20世紀)へ。最後に登場するのが、現代カトリック最大の神学者の一人、カール・ラーナー(1904年 - 1984年)です。彼は、科学や無神論が当たり前になった現代社会において、「神様なんてどこにいるの?」と...
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第十三章 第二バチカン公会議——20世紀の大転換(20世紀前半〜1965年)

第十三章 第二バチカン公会議——20世紀の大転換(20世紀前半〜1965年)「窓を開けよ」——老いた教皇の賭け1958年10月、77歳の老人が教皇に選ばれた。誰もが「つなぎの教皇」と思った。高齢で、ヴェネツィア総大司教として地方で穏やかに過...
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第十二章 新トマス主義の復興——近代への保守的応答(19世紀)

第十二章 新トマス主義の復興——近代への保守的応答(19世紀)廃墟の中で何を再建するか1815年、ナポレオン戦争が終わった。ヨーロッパは廃墟の上に立っていた。物理的な廃墟だけではない。思想的・制度的な廃墟だ。フランス革命は「理性の名の下に」...
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第十一章付属章 パスカルの賭け——「神が存在するかのように生きよ」

中世が終わり、近代科学の扉が開かれた17世紀。そこに現れたのが、天才数学者にして物理学者、そして深い信仰者でもあったブレーズ・パスカル(1623年 - 1662年)です。彼が残した「パスカルの賭け」は、「理屈では神様がいるかどうかわからない...