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第七章付属章 「アリストテレス」と「トマス・アクィナス」

「アリストテレス」と「トマス・アクィナス」。この二人の関係を一言でいうと、「古代ギリシャの最強の理屈(哲学)」と「中世キリスト教の信仰」をガッチャンコさせて、最強の理論体系を作り上げたコンビです。13世紀のヨーロッパで、トマス・アクィナスが...
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第七章 トマス・アクィナス——理性と信仰の大総合(13世紀)

第七章 トマス・アクィナス——理性と信仰の大総合(13世紀)「この牛は口を開かない」——静かな革命家1245年頃、パリ大学の神学の授業で、学生たちが一人の新入生をからかっていた。南イタリアのアクィノ伯爵家の出身で、体格が大きく、物静かで、授...
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第六章 スコラ学の夜明け——信仰と理性の和解プロジェクト(11〜12世紀)

第六章 スコラ学の夜明け——信仰と理性の和解プロジェクト(11〜12世紀)「神学は学問になれるか」という挑発的な問い11世紀のヨーロッパで、何かが変わり始めた。都市が復活し始めた。農業技術の向上で食糧が増産され、人口が増え、商業が活発になっ...
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第五章付属章 否定神学(apophatic theology)入門

「神様について語れば語るほど、本当の神様から遠ざかってしまう」そんな、一見パラドックス(逆説)のような考え方が、今回のテーマである「否定神学(apophatic theology)」です。キリスト教神学の奥義とも言えるこの思想は、前回の「グ...
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第五章 中世前期の神学——修道院と信仰の知的保存(6〜10世紀)

第五章 中世前期の神学——修道院と信仰の知的保存(6〜10世紀)文明が崩れていくとき、何が残るか476年、西ローマ帝国が滅んだ。歴史の教科書ではこれを「古代の終わり」と簡潔に記すが、実際に何が起きたかをもう少し具体的に想像してほしい。道路が...
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第四章付属章 アウグスティヌス入門

アウグスティヌス(354年 - 430年)は、キリスト教の歴史において「最大の神学者」の一人と称され、現在の西洋文明の思考回路を作ったと言っても過言ではない人物です。前回の「グノーシス主義」の話とも深く関わりがあります。実はアウグスティヌス...
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第四章 アウグスティヌス——西方神学の巨人(4〜5世紀)

第四章 アウグスティヌス——西方神学の巨人(4〜5世紀)「われわれの心はあなたの中に憩うまで安らわない」神学の歴史には、思想の転換点となる「一冊の本」がある。アウグスティヌスの『告白録』は、その最たるものだ。これは神学書ではない。正確に言え...
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第三章 公会議の時代——三位一体論とキリスト論の確定(4〜5世紀)

第三章 公会議の時代——三位一体論とキリスト論の確定(4〜5世紀)「神学論争で人が死ぬ」時代4世紀のコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)の街を歩くと、こんな光景に出会ったという。魚屋に魚を買いに行くと、店主が「父と子は同じ実体か、...
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第二章付属章 グノーシス主義

グノーシス主義は、2世紀ごろに地中海世界で流行した宗教・思想です。一言で言うと、「この世界は偽物であり、私たちは閉じ込められている。真実を知ることで脱出しよう!」という、非常にドラマチックでSFチックな世界観を持っています。初心者の方にもわ...
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第二章 異端との格闘——正統教義の輪郭が生まれる(2〜3世紀) グノーシス

第二章 異端との格闘——正統教義の輪郭が生まれる(2〜3世紀)「異端」という言葉への誤解を解くところから「異端」という言葉は、現代では「危険な思想」「カルト」「排除すべきもの」というイメージを持つ。しかし神学史の文脈では、もう少し精密に理解...