絶望性うつ病:理論に基づいたうつ病のサブタイプ

我々は、1978年に再定式化された無力感と抑うつに関する理論を改訂し、これを「抑うつの絶望理論」と呼ぶ。 1978年の再定式化は、過去10年間に膨大な量のうつ病に関する実証研究を生み出し、近年ではうつ病のモデルとして評価されているものの、明確に定義されたうつ病理論を提示しているとは考えていない。我々は1978年の声明の骨格論理に基づき、(a) うつ病の仮説的サブタイプとして絶望うつ病を提唱し、 (b) 絶望を絶望うつ病の症状の近位十分原因として導入し、(c) 推論された否定的な結果や自己に関する否定的な特性も絶望の形成、ひいては絶望うつ病の症状の形成に寄与すると仮定されるため、因果帰属を軽視し、(d) 1978年の声明では暗示されていたものの明示的には示されていなかった、ストレスと因果媒介の要素といった素因を明らかにする。絶望理論に関する有望な知見を報告し、今後検証が必要な側面について概説します。

Hopelessness depression: A theory-based subtype of depression.

Abramson, L. Y.,

タイトルとURLをコピーしました