『宗教生活の基本形態 上』目次 探求の目的―宗教社会学と認識の理論 第1部 前提問題(宗教現象と宗教の定義 基本的宗教についての主要な見解(アニミスム ナチュリスム) 基本的宗教としてのトーテミスム―問題の歴史 これを取り扱うための方法) 第2部 基本的信念(本来的にトーテム的な信念(名前と記章としてのトーテム トーテム動物と人間 トーテミスムの宇宙論的体系と類の概念 個人的トーテムと性的トーテム) これらの信念の起源(諸学説の批判的検討 トーテム原理ないしはトーテム的マナの概念と力の観念 トーテム原理ないしはトーテム的マナの概念の発生))
第2部 基本的信念(承前)(霊魂の概念 精霊と神の概念) 第3部 主要な儀礼的態度(消極的祭祀とその機能 禁欲的儀礼 積極的祭祀(供犠の諸要素 擬態的儀礼と因果律 表象的ないしは記念的儀礼) 償いの儀礼と聖概念の両義性)
宗教の本質的要素=宗教生活の基本形態を明らかにした古典的名著を清新な新訳で送る。上下巻を合本した「完全版」、待望の電子化。【上巻】序論「探求の目的」と、宗教の定義を検討しアミニスム、ナチュリスムなどの主要学説を批判した上でトーテミスム研究の略史を扱った第一部「前提問題」、さらに第二部「基本的信念」のうち、トーテミスムの概念を掘り下げ、その原理であるマナの概念を析出する第七章までを収録。【下巻】霊魂と精霊の概念を扱う第二部「基本的信念」の後半に続いて、禁忌の体系や供犠、また償いの儀礼や聖概念の両義性を検討する第三部「主要な儀礼的態度」を収める。「結論」では、研究結果を再検討し、共通の行為としての宗教儀礼が社会を「作り直す」根源的行為であることを解明する。詳細な訳者解説を付す。
トーテム原理(トーテミズム)は、特定の社会集団(氏族など)が動植物などの「トーテム」と特別な親縁関係があるとして崇拝する宗教・社会制度です。集団をシンボルで統合し、外婚制(部族外との結婚)や独自の儀礼を発生させる機能を持つ。デュルケムはこれを「神と社会は同質」という集団連帯の象徴と見なした。

