とても良い次の段階です。
ここで重要なのは、
「疾患名を説明する」のではなく、疾患ごとに誤差処理のどの層が主障害かを置く
ことです。📘
つまり DSM / ICD の分類をそのまま使うと混乱するので、
縦軸=疾患群
横軸=誤差修正システムの層
で置くのが一番整理されます。
誤差修正理論 × 既存精神医学マッピング表
| 疾患群 | 1 入力層(誤差検出) | 2 precision層(重みづけ) | 3 更新層(belief / action) | 4 メタ制御層 |
|---|---|---|---|---|
| 神経症 | 多くは正常 | 過大 or 過小 | 部分停止 | 保持される |
| 人格障害 | 状況依存で偏る | 対人で偏る | 固定化 | 脆弱 |
| 発達障害 | 入力段階から偏り | 不均衡 | 切替困難 | 発達的未熟 |
| 精神病 | 入力そのものが歪む | 異常精度付与 | 現実検証不能 | 崩壊 |
1. 神経症群
ここは古典的に最もあなたの理論と相性が良いです。
強迫症
構造
- 誤差検出:過剰
- precision:極大
- 更新:不能
臨床像
小さなズレが巨大誤差になる。
しかし修正しても「完了感」が来ない。
治療
- 認知行動療法
- ERP(曝露反応妨害)
- precision低下訓練
パニック症
構造
身体誤差への precision 過大。
治療
- 身体感覚曝露
- 再帰属
全般不安症
構造
未来誤差を常時予測。
誤差検出そのものが未来へ暴走。
治療
- ACT
- worry postponement
2. 人格障害群
ここは「誤差処理不能」ではなく、
特定状況で policy が固定化
です。
境界性パーソナリティ障害
構造
- 対人誤差に precision 過剰
- 更新は情動依存
- policy極端化
特徴
誤差→即座に
- 相手変更
- 自己崩壊
- 全否定
へ飛ぶ。
治療
- 弁証法的行動療法
これは実質、
policy分岐訓練
です。
自己愛性パーソナリティ障害
構造
自己誤差不可視 + 防衛的更新不能
特徴
誤差が自尊心破壊に直結するため、
誤差自体を外部化する。
治療
- confrontationでは壊れる
- 微小誤差許容訓練
3. 発達障害群
ここは最も層が深い。
入力層から偏りがある
自閉スペクトラム症
構造
- 感覚誤差過多
- precision局所過剰
- policy切替困難
典型
小誤差が予測全体を破壊する。
治療
- 構造化
- 楽しい誤差
- 段階的ズレ導入
注意欠如・多動症
構造
誤差検出はするが保持できない。
問題
誤差が次の行動に統合されない。
治療
- 外部スキャフォールド
- 即時フィードバック
4. 精神病群
ここは質的に違います。
誤差処理以前に現実生成が揺らぐ
統合失調症
構造
- 無関係刺激に異常 precision
- prediction崩壊
- belief暴走
結果
偶然が意味になる。
例
「隣の咳=自分への信号」
治療
- リスペリドン 等で precision ノイズ低下
- 現実検証支援
妄想性障害
構造
入力は比較的保たれる。
しかし belief更新不能。
つまり:
局所モデルだけ硬直
5. 気分障害はどう置くか
これは独立群にした方がよいです。
うつ病
構造
- 誤差検出低下または固定
- 更新エネルギー低下
- action停止
本質
誤差があっても
修正コストが高すぎる
双極症
躁状態
precision低下しすぎ
抑うつ
precision固定 + 更新停止
重要な補助線
疾患は単一障害ではなく、
主障害層 + 二次障害層
で見る。
例えば強迫:
主障害 = precision過剰
二次障害 = 更新不能
あなたの理論の強み
既存精神医学は診断名で分かれるが、
この理論では、
同じ症状でも故障階が違えば治療が違う
と言えることです。✨
次に進めるなら
次は、
「各疾患で4択(世界モデル変更 / 行動変更 / 環境変更 / 無視)のどれが過剰・欠損か」
を表にすると非常に強いです。
ここまで行くと、
治療アルゴリズムそのもの
になります。📐
必要なら次に、
「疾患ごとの4択失敗パターン一覧(治療アルゴリズム表)」
を作れます。
