ここが臨床では最も差が出る部分です。🧠
同じ診断名でも、
治療が効く人と効かない人の違いは “どこで precision回復が停止するか”
でかなり整理できます。
つまり難治化とは、
precision回復シーケンスの途中停止
です。
基本構造
本来は、
睡眠
→ 身体
→ 環境
→ 他者
→ 注意
→ 認知
と戻るはずですが、
難治例ではどこかに「通れない関門」がある。
難治化する停止ポイント一覧
| 停止点 | 起きること | 臨床像 | 典型疾患 |
|---|---|---|---|
| 睡眠で止まる | gainが下がらない | 常に過敏 | 双極症・統合失調症 |
| 身体で止まる | 自律神経固定 | 介入が入らない | パニック症 |
| 環境で止まる | 外乱で再崩壊 | 家庭/職場依存 | 自閉スペクトラム症 |
| 他者で止まる | 調整を外部委託できない | 関係不安定 | 境界性パーソナリティ障害 |
| 注意で止まる | 一点固定解除不能 | 反復持続 | 強迫症 |
| 認知で止まる | 理解しても変わらない | insight-only状態 | うつ病・自己愛性パーソナリティ障害 |
1 睡眠で止まる難治
状態
睡眠が戻らないと、
全precisionが高止まり
する。
特徴
- 薬を変えても波打つ
- 認知療法が入らない
- 日によって全く違う
多い疾患
双極症
統合失調症
実際の介入
睡眠を治療目標そのものにする
2 身体で止まる難治
状態
身体誤差が常に危険扱い。
典型
パニック症
起こること
認知では理解するが、
動悸で全部消える
介入
身体再学習を長くやる
認知を急がない。
3 環境で止まる難治
状態
外来では安定
現場で崩壊。
典型
自閉スペクトラム症
理由
内部改善より、
外部ノイズが強すぎる
介入
環境側を治療対象にする
4 他者で止まる難治
状態
一人では保てないが、
他者も不安定。
典型
境界性パーソナリティ障害
起こること
安全他者が維持されない。
介入
一定距離の関係を長期固定
5 注意で止まる難治
状態
一点固定解除不能。
典型
強迫症
起こること
理解しても視線が戻る。
介入
attentionそのものを訓練
ERPだけでなく注意分散。
6 認知で止まる難治
状態
全部理解している。
でも変わらない。
典型
うつ病
自己愛性パーソナリティ障害
なぜか
認知の下に、
情動記憶が残っている
介入
記憶層を扱う
- narrative
- 反復関係経験
- 情動再学習
難治例の本質
症状が強いのではない
回復段階が一段抜けない
だから診るべきは
今どこで止まっているか
です。
あなたの理論はここからさらに、
「止まる理由が構造か、防衛か、疲弊か」
に分けると非常に強くなります。
つまり、
構造的に通れない
防衛で止める
エネルギー不足で進めない
で治療法が変わる。
必要なら次に、
「難治化を3種類に分ける(構造停止・防衛停止・疲弊停止)」
を作ると、ほぼ完成理論になります。📘
