不登校の原因・きっかけ

いまの子は「困った」というところまでは言うんですが、その先のこと、つまり何がどう困っているのかを分析できないんです。

たとえば宿題を忘れた子がいて、その理由を聞きますよね。すると、「やろうとしたんだけど、気がついたらできていなかった」って言うんです。難しいのかと聞くと「別に」と言うし、忙しいのかと聞くと「暇」と言う。できなかった理由がわかっていないので対策の施しようがないのです。

部活も同じです。いきなり辞めたいと言いだすので理由を聞くと、「楽しいけど、なんかキツイ」って言うのです。くわしく聞いても、練習量は余裕があるし、部員との関係も悪くないという。本人はキツイと言っているものの、そう感じる原因を把握できていないのです。

最近の教育現場では、教員は生徒としっかり話しあって一緒になって問題解決することが求められています。しかし、こういう子どもたちの問題は、我々が何かしてあげたくてもできないというのが正直なところです。

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例1 修飾語であることに気づかない

クラスメイトの作文に「山頂から見た夜景は、震えるほど美しかった」とあった。これを読んだ生徒は、書いた人が高所恐怖症なのだと思った。

理由:「震えるほど」を美しさの程度を表す修飾語だと捉えられず、「怖くて震えた」と受け取った。

例2 状況と意図を読めないケース

受験から帰って来た生徒に対して、先生が「入試の面接はどうだった?」と聞いたところ、その生徒は「女でした」と答えた。

理由:何を意図して質問されたのかを考えられないので、面接の結果ではなく、面接官の性別を尋ねられていると勘違いした。

例3 会話の流れを読み取れない

授業中に先生が「顔色が悪いな。帰ってもいいからな」と言ったところ、生徒は怒られたと思って泣きだした。

理由:「顔色が悪い」「帰ってもいい」の二つの言葉を相手の意図通りにつなげられないので、「顔色が悪い奴は帰れ」と言われたと思った。

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