ご提示いただいた動画(『回転寿司の比喩(The Sushi Train Metaphor)』/ラス・ハリス博士)の音声の日本語訳です。動画の流れに沿って文字に書き起こしました。
あなたが、日本の回転寿司店で、回るお寿司の前に座っていると想像してみてください。
レーンの上を、いろいろなお皿が次々と目の前を通り過ぎていきます。
そして中央には、それらの料理をすべて作り出している職人(シェフ)がいます。
この職人は、あなたの「心(マインド)」のようなものです。
そして、流れてくるお皿は、一日中絶えず浮かんでは消えていく「思考」や「アイデア」、「記憶」のようなものです。
その回転寿司のレーンの上には、とても美味しそうで魅力的なお皿もあるでしょう。
中には、あまり美味しそうには見えないお皿もあるかもしれません。
そして、良くも悪くもない、どうでもいいお皿もあるでしょう。
これは、私たちの頭の中に一日中浮かんでくる思考、記憶、アイデアについても、全く同じことが言えます。
とても心地よくて、大好きなもの、ずっと持っていたいと思うような思考もあります。
一方で、非常に不快で、そこから目を背けたくなったり、今すぐ追い払いたくなったりするような思考もあります。
そして多くの思考は、ポジティブでもネガティブでもない、どちらでもないものです。
このように一日中、私たちの「心の寿司職人」はさまざまな種類のお皿(思考)を作り出し続け、レーンはそれらをぐるぐると運び続けます。思考は一日を通して、絶えず浮かび上がってくるのです。
私たちは、一歩引いて回転寿司を眺めるのと同じように、一歩引いて自分の思考が浮かんでは消えていく様子を観察することを学ぶことができます。
不快なお皿がレーンに現れても、嫌悪感や恐怖から慌てて目を背ける必要はありません。
美味しそうなお皿が流れてきても、無理に手を伸ばして掴み、口に詰め込む必要もありません。
自分の思考に対しても、これと同じことができます。
オープンで好奇心に満ちた態度で一歩引いて、思考がやってきて、そこにとどまり、そしてそれぞれのタイミングで自然に去っていくのを、ただ見守ることができるのです。
