うつ病のためのリフレーミング・カード

以下は、臨床現場や心理教育で活用できる**《うつ病のためのリフレーミング・カード》**(配布資料形式)の例です。患者さんやクライアントが自分の状態を肯定的に捉え直す手助けとなるように、病理的表現・日常的な言い換え・リフレーミングの視点をセットにしてまとめました。


🌿《うつ病のためのリフレーミング・カード》

― あなたの「弱さ」は、別の名前で呼べるかもしれません ―

❌ よくあるつらい表現💬 言い換えのヒント🌱 リフレーミングの視点
何もやる気が出ない少し休んでるだけかも心が「冬眠モード」に入って、回復の準備をしているのかもしれません。
自分は役立たずだ今は動けないだけ本当は、人の役に立ちたいと思えるほど、他者に対して誠実なのです。
どうせ何をやっても無駄現実をよく見てるだけ「うまくいかない現実」から目をそらさない、誠実な目を持っている証拠です。
自分はダメな人間だ完璧を求めすぎてる?高い理想や倫理観を持っているがゆえに、自分に厳しくなりすぎているのかも。
ひとりぼっちだ静かな時間が多いだけ本当は人とのつながりを大切に思っている、感受性の豊かな人です。
いつも失敗ばかり覚えているのは失敗だけかも成功よりも失敗を記憶するのは、「次にうまくやろう」とする学びの姿勢です。
涙が止まらない感情がちゃんと動いてるまだあなたの心は、生きていて、反応する力を失っていません。
死にたいと思ってしまう苦しみを終わらせたいだけ本当は「生きたい」けれど、今はどうしていいかわからないだけかもしれません。

🔸 このカードの使い方

  • 気になった言葉に印をつけて、自分の状態を言い換えてみましょう。
  • 週に1枚ずつ、自分の変化を記録するツールとしても使えます。
  • セラピストやカウンセラーとの対話のきっかけに。

🧭 小さな補足(実存的視点から)

「壊れることを恐れるな。壊れそうなものは、それだけ繊細で大切なものかもしれない」
— あなたの心が壊れかけているのは、世界とまっすぐ向き合っている証拠です。


🔹 書き込みスペース(自由記入)

  • 今日、少し楽になった瞬間:_______________
  • 自分にかけてあげたい言葉:_______________
  • リフレーミングしてみた気持ち:_____________

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