政治家の二つのタイプ
1.自分の志を強く持ち、理想を持ち、理念を訴え、それが世間の賛同を得られるならそれでいいし、得られないなら、それもよいという態度。
2.世間の支持を集めることが第一の目的で、信念も理念もない。選挙で勝つことだけが信念であり理念である。
どちらが釣用かと言えば、2.が選挙で強い。世襲政治家は若いうちから当選して、地位を築く。国民は大変な損失を被るが、それが現在の選挙制度が内包している当然の帰結である。しょうがない。
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最近、本屋には、SEO対策の本などが並んでいる。グーグル検索で、上位に掲載されるためには、どのようにサイトを書けばよいかという指南書である。
この辺りも、上記政治家と似たような状況にある。
1.自分の書きたいことを書く。信念に従って書く。
2.グーグル検索の上位に掲載されるように書く。
そして、世間で賞讃され、金儲けになるのは、2.である。
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ある業者は、当院の公式サイトのグーグル掲載順位が思わしくないことを発見し、対策と称して、売り込みに来た。
順位を上げてやると語る。サービスの内容に賛同できるかどうかなどの話は全くない。内容が何であっても、順位を上げるとの態度のようだった。説明を聞くと、確かに、現代社会は、そのようにできているのだから、そのように対策しないといけないらしいのであるが、話の途中で、あきれてしまった。お帰りいただいた。
それにしても、と思い、改めてグーグル検索してみると、なるほど、無法地帯である。
当院の名前そのもので検索しても、なかなか出てこないのである。紛らわしいような名前の付け方をするところもあり、まとめサイトのようなものが上位に来ていたり、いろいろな人たちがうごめていた。現実は厳しかった。
しかし今後はグーグルの独占状態も長くは続かないと言われている。検索業界もAIの急進展で変化を余儀なくされている。またグーグルに対して、独占禁止法の観点から、会社分割が言われていて、先日、二度目だった。
コツコツやっていくしかない。
それにしても、スマホなど、影響は大きいと感じる。どのように使うか、今後はもっと考えていかないといけない。