精神療法のイメージで言えば、
挿し木 cutting / stem cutting
・元の家族から切り離して、新しい環境に置き、自力で生きること。新しい環境で根が伸びる。
接ぎ木 Grafting
・元の家族から切り離して、しかし水分と栄養の補給は他のしっかりした土台を頼る。新しい根は必要ない。土台に頼る。完全独立ではない。保護的だけれども、確実性がある。
取り木 air layering
・傷ついたところから根が出てくるまで待って、タイミングを見て、元の家族から独立する。そのとき根はすでに伸びている。
「元の家族」は「元の職場」「これまで支配的だった世界モデル」と置き換えてもよい。
若い可能性のある芽をどのように生かしてゆくかの技法である。何かの理由で、元の集団、元の栄養システムから切り離した方がよい場合。
1.根が出ていなくても、独立させる。
2.根が出るのを待ってから、独立させる。しばしば、傷ついた部分から根が伸びる。
3.新しい栄養源を確保して、そこに接続する。新しい安定した保護的環境。古木の根に若木を接ぐ。
どの方法をどのタイミングでやるのがよいか考える。
世界モデルの独立移植とイメージしてもよい。
無為自然
「手を加えないこと」ではなく、「自然の生成を妨げないように手を加えること」
剪定はするが、やりすぎない
形を作るが、自然の成長方向を尊重する
自然の気を読み、生命の循環を助ける
木の“気の滞り”を剪定で解消する
水と風の流れを整える
邪魔を取り除く
自然は生成である(完成ではない)
自然の変化に沿う
無為自然は“自然と共に作る”こと
園芸家は自然と対話する者
「あるがまま」
自然の在り方を妨げるものを取り除く
相談者はDNAと環境の、長い歴史の産物として、現在生きている。
その大きなストーリーをまず踏まえる。
現在の在り方がそのようになったのには、相応の理由がある。
盆栽で言えば、200年経過してきたもので、いまでも若芽が出る。
その若芽が相談者である。
