誤差修正が喜びであるとプログラムされている。
それだけである。
世界を知ること大別すると、自然界の法則を知ることと、人間世界の心理の実態を知ることがあると思う。
自然界の法則は時間がたっても変化しない。
人間心理の法則は、ものによっては、状況依存的で、正しさは永続しないかもしれない。
ただそこには二段構えの構造がある。
人間も当然自然の一部であるから、根本的には自然法則に従って生きて動いているものである。人間心理もまた、自然法則の一部であると言えるだろう。
だから人間心理の全体は、全てが、自然法則の内部に包含される。
しかしそれでも、人間が考えるときに、自然法則と、人間の心理を分けて考えたほうが便利なのはなぜか。
例えば、実験による再現可能性とか、反復可能性とか、そのような面で、自然科学と心理学には違いがあるように思う。
簡単に縮めて言えば、物理学と心理学の距離である。物理学・生化学・生理学の系統と、心理学の距離である。
最終的には心理学は還元主義的に理解されるのであろうと思うが。
それまでの途中経過として、心理学は物理化学生物学的理解とは何か別のカテゴリーであると思われる。
それはヤスパース的「了解」概念とつながるような話だ。人間の脳が、人間の心理について理解するとは、人間の脳が、脳一般を理解することとは違う次元があるのではないかということだ。
現在心理学学会雑誌で発表されているような内容が、そのまま「人間心理について理解する」ということにもならない。
