都会の鳥は田舎の鳥よりも攻撃的だとの話があって、
一方、ここには、
攻撃性とセロトニンレベルの話などがある。
霊長類では、最近ランクが下がった個人はより攻撃的であり、これは低セロトニンと関連しています:霊長類の研究では、社会的な地位(順位)の変動と攻撃性の間に相関関係が見られます。社会的な地位が低下した個体は、ストレスを感じやすく、セロトニンレベルが低下する傾向があり、その結果として攻撃性が高まる可能性があります。
ランクの上昇はセロトニンの増加を伴い、高いランクの個人は通常、従属的な個人よりも攻撃性が低いです:逆に、社会的な地位が上昇した個体は、ストレスが軽減され、セロトニンレベルが上昇する傾向があります。その結果、安定した高い地位にある個体は、下位の個体に対して過度な攻撃性を示す必要がなくなり、攻撃性が低くなる傾向があります。これは、セロトニンが攻撃行動を抑制する可能性を示唆しています。
ランクが下がる→攻撃性増加、セロトニン低下
ランクが上がる→攻撃性低下、セロトニン増加
ちっょと考えると、攻撃的な個体がランクが上がりそううだけれども、そんなものでもないようだ。
どのあたりのランクかということもあるのかもしれない。
かなり下層のランクでは、攻撃性の高い個体がランクが上がりそうであるが、それは主に体力や暴力によりランクが決まる集団内での話であり、知力や感情力などの別の面で競争にさらされている集団では、攻撃性は別の形をとるのかもしれないし、攻撃性が無駄に高いと損をするのかもしれない。
一方で、
セロトニン低下→うつ
なので、
うつの時には潜在的には攻撃性増大なのだろうが、抑制がかかるので、攻撃性も抑えられるのだろう。
SSRIで治療すればセロトニンが増大して、攻撃性は低くなるとも思われるが、実際には逆に攻撃性が高くなることが観察されていて、それは一部はセロトニンの関係でもあるだろうけれども、一部は躁うつ病の躁状態が関係するとも言われ、同時に、躁うつ混合状態が問題になるとの指摘もある。
セロトニンだけで言えば、セロトニンが増大して、攻撃性が低くなり、気持ちに余裕が生まれるとの話になるのだろう。
ともあれ、都会の鳥は攻撃的らしい。過密状態で生育されると攻撃的になるだろうとは思う。霊長類になると、過密状態を生き抜くには、攻撃的であることが良くない、逆効果だと理解するようになるのではないだろうか。
都会の人のほうが礼節は保たれている。