本来、躁とうつが混合する混合状態を考えるなど、困難である。
しかし観察としては、混合状態が存在する。
また、躁とうつはどのような順番で発生するのかとの議論もある。
躁状態といっても、元気がよい、精力的、から浪費家、本格的躁状態まで幅があるので、そのどれかと、うつがどの順番で現れるかという問題も、難しい。
従って、こじつけのように受け取られるかもしれないが、すべてのうつ状態には躁状態が先行すると言えないこともないのである。ちょっと頑張りすぎたな、という程度のことも含めれば、ないとは言えない。
例えば、引っ越しうつ病、昇進うつ病などというように、うれしいことなのにうつになる。悲しいことも後にうつになるのは理解できる。しかしうれしいとこの後にうつになるのはどうしてかと問題になる。これは、うれしいか悲しいかではなく、頑張ったかどうかが問題なのだ。一所懸命やってエネルギーを使い果たした、そのことが躁状態にあたり、その後にうつ状態が訪れるのである。
混合様態については、こんな話題がある。
躁状態がうつ状態に先行する話についてはこんな話題がある。
そのほかにも、このブログの中にいろいろとある。
さらに、強迫性障害に先行して躁状態が見られる可能性について、次のような話がある。
このあたりを考えるには、MAD理論が適している。
さらに病前性格と治療論を含んでいる。
