1.人間は、生物として生存の条件として、食欲、性欲、安全欲求に突き動かされる。一次的個体生物学的基礎。
2.その次の段階として、人間が集団で生きることが前提となると、集団内での人間関係の処理が重要になる。攻撃性の問題。また文明の問題。法と秩序、宗教、道徳。人間同士で人殺しをしているのはこのレベルでの問題である。二次的群生動物的基礎。
3.たとえば暴力などを考えると、多方面への影響浸透が考えられる。1.の段階では「餌」を取る、「捕食者」から守る、に向けられている。性的場面でも暴力は浸透している。オキシトシン的愛だけで生まれてくる子供はどれだけいるだろうか。2.の段階では、集団内の序列確定に際して用いられる方法の一つとなる。序列を確定しておくことが無駄に暴力を使わずに済む方法となる。
4.おおむねで言えば、1.フロイト的。2.はアドラー的。その上野、自己実現的階層が、3.フランクル的。
マズロー的段階論。
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人間にとって、自然法則・物理法則に従わなければならないのは必然であるが、同程度に、集団の規則、法、伝統、序列に従わなければならない。それが現実であるが、集団から離れて一人になったとかていしてみれば、自然法則以外に従うべきものはない。集団で生きることの伴う文明・宗教・法・秩序などは自然法則の次の序列のものである。しかし社会の中で生きるには、しばしば、集団内遊泳術のほうが重大である。ある種の逆転が起こっている。
