ストレスと報酬

一時的で少量のストレスは、乗り越え可能であるし、むしろ、成長や適応に役立つ面がある。

慢性持続性のストレスは、身体的にも精神的にも、傷害的に作用する。

この二つは明白に分類できるものではなく、個体の準備性にもよるので、複雑である。

一般的に言えば、個々人が試行錯誤の中で、自分にとっての「良いストレス」と「悪いストレス」を自然に感じ取ってていると考えられる。

しかし、ストレスの中には、それを克服すれば、かなりの報酬が得られる場合があり、そうなれば、「悪いストレス」と「報酬」の比較になる。

頑張る人ほど、「報酬」の方に重視する傾向にある。

報酬の乏しいストレスならば、たいていの人は回避する。

この世の中は、少し大変なストレスだけれど、少し魅力的な報酬だという、微妙なセッティングが多い。

欲が強くて、ストレス耐性が強い人は、どんどん先に進むだろう。

欲が弱くて、ストレス耐性が強い人は、安心安全な日々を送る。

欲が強くて、ストレス耐性の弱い人は、苦しくて満たされない日々を送る。

欲が弱くて、ストレス耐性の弱い人は、それなりに平和な日々を送る。

こうしてみると、欲が強くて、ストレス耐性の弱い人が、問題だ。自分の特性を早く知ることが必要だと思う。

まあ、無理をしないことだ。

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