MAD理論によるうつ病の治療 2008-06-05

1.MAD理論によれば、躁状態または強迫性障害の状態が続いて、 そのあとにうつ状態が来る。 つまり、MとAの細胞がくり返し刺激によってダウンした時に、D要素だけが残り、 うつ状態になる。 2.したがって、は、MとAの細胞の回復を待つだけである。 3.細胞の回復を待つのは、時間を待つしかない。切れたを無理してどうしようと思ってもどうしようもない。固定しておいて、待つしかない。 4.逆に時間がたてば必ず治る。治らないうちにまたの中に飛び込んでいくのは、アキレス腱がつながっていないのに走り始めるのようなもので、助けようがない。 5.治療として大切なのは、再発を防ぐことである。MAD理論をよく理解して、MとAの細胞が機能停止してしまうほど熱中したり繰り返したりしないで、睡眠をよくとり、適切に別の活動も混ぜながら毎日を暮らすことである。その「生活」の確立が大切である。 6.治療は以上に尽きる。うつのつらさを軽減するために抗うつ薬は役立つ。しかしそれが治癒のを短縮するのでもない。例えていえば、早くアキレス腱をくっつける薬はない。しかし、アキレス腱がずれないように固定するギブスはあるのであって、それが抗うつ剤に相当する。 7.自殺については、薬剤がそれを抑止することも多いが、促進することもあり、注意を要する。場合によっては家族が自殺を防ぐようにみていることが必要で、それが出来ないならする必要がある。 8.うつの精神療法としては、MA細胞が再生するまでストレスをかけないこと、そのほか無駄な努力をしないこと、再発防止のをすること、それだけである。 9.逆に、どんな精神療法をしても、MA細胞が、再生するのは関係のないプロセスである。極端に言えば、アキレス腱がつながるようにといろんなおはなしを聞いて、待つ時間を退屈しないようにする、それだけのものである。話そのものがアキレス腱に関係することは何もない。同じように、話の内容がMA細胞の回復に影響することはない。 10.したがって多分、どんな精神療法も、の楽しいお話と同程度の効き目しかないだろうと思う。しっかり休養することが必要であるという理論的枠組みだけを教育すれば足りる。 11.MADの要素の中に、人格の未成熟や歪みが混入している場合には、そちらの訂正が必要になる。世界モデルの訂正は十回程度の精神療法では不足で、むしろ長期にわたる行動療法的訓練が必要になる。最近の新型うつ病といわれるものは、MADにプラスして人格の病理が混入しているものであって、根本的にはその人の世界モデルを作り直し、育て直す試みが必要になる。 2008-06-05 01:23

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