セロトニン系以外の対策

ご提示いただいた6つの成分(スタチン、アセチルサリチル酸、ミノサイクリン、亜鉛、クルクミン、ω3脂肪酸)は、医療機関で処方される「医療用医薬品(処方薬)」から、薬局やドラッグストアで買える「市販薬(一般用医薬品)」、さらには「サプリメント・健康食品」まで、それぞれ異なる形で製品化されています。

日本国内で流通している代表的な製品を成分ごとに分類してご紹介します。


1. スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)

主に悪玉(LDL)コレステロールを下げるための医療用医薬品(処方薬)です。サプリメントや市販薬はありません(※一部の紅麹サプリに類似成分が含まれることはありますが、医薬品としては扱われません)。

  • 医療用医薬品(先発品・ジェネリック)
    • プラバスタチン(商品名:メバロチン)
    • シンバスタチン(商品名:リポバス)
    • フルバスタチン(商品名:ローコール)
    • アトルバスタチン(商品名:リピトール)
    • ピタバスタチン(商品名:リバロ)
    • ロスバスタチン(商品名:クレストール)

2. アセチルサリチル酸(一般名:アスピリン)

古くから解熱鎮痛薬として使われているほか、血液をサラサラにする(血小板の凝集を抑える)目的でも使われます。処方薬と市販薬の両方があります。

  • 医療用医薬品(処方薬)
    • バイアスピリンバファリン配合錠A81(主に心筋梗塞や脳梗塞の予防など、血栓を防ぐ目的で低用量処方されます)
  • 市販薬(一般用医薬品)
    • バファリンA(ライオン)※解熱鎮痛薬。「バファリンルナ」などは別の成分なので注意が必要です。
    • バイエルアスピリン(佐藤製薬)
    • エキセドリンA錠(ライオン)
    • ケロリン(富山めぐみ製薬)

3. ミノサイクリン

テトラサイクリン系の抗生物質(抗菌薬)で、細菌の増殖を抑える医療用医薬品(処方薬)です。ニキビ(尋常性ざ瘡)や呼吸器感染症などの治療に使われます。

  • 医療用医薬品(処方薬)
    • ミノマイシン(ファイザー:カプセル、錠剤など)
    • ミノサイクリン塩酸塩(サワイ、トーワ、日医工などのジェネリック医薬品)
    • ペリオクリン(サンスター:歯科用の歯周炎治療薬)

4. 亜鉛

人間の体に欠かせない必須ミネラルです。不足すると味覚障害や皮膚炎などが起こるため、治療用の処方薬と、健康維持のためのサプリメントの両方があります。

  • 医療用医薬品(処方薬)
    • ノベルジン(成分名:酢酸亜鉛):低亜鉛血症やウィルソン病の治療薬。
    • ジンタス(成分名:ヒスチジン亜鉛):2024年に新しく発売された低亜鉛血症の治療薬。
    • プロマック / ポラプレジンク:本来は胃潰瘍の薬ですが、亜鉛を含んでいるため亜鉛補充目的で処方されることがよくあります。
  • 市販薬・サプリメント
    • DHC、ディアナチュラ、ネイチャーメイドなど、多数のメーカーから「亜鉛サプリメント」として販売されています。

5. クルクミン

ウコン(ターメリック)に含まれる黄色のポリフェノール成分です。日本では医薬品としてではなく、主に健康食品・サプリメントや食品として流通しています。二日酔い対策や健康維持の目的で使われることが多いです。

  • サプリメント・健康飲料
    • ウコンの力(ハウスウェルネスフーズ)
    • 濃縮ウコン(DHC)
    • その他、吸収率を高めたクルクミンサプリメント(クルクルージュなど)が各社から販売されています。
  • 食品
    • カレー粉(スパイスのターメリック)、カレールーなど。

6. ω3(オメガ3)脂肪酸

青魚に多く含まれるEPA(イコサペント酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの必須脂肪酸です。中性脂肪を下げる効果があり、処方薬とサプリメントの両方で広く利用されています。

  • 医療用医薬品(処方薬)
    • エパデール(成分名:イコサペント酸エチル):EPAのみを高純度で抽出した中性脂肪低下薬。
    • ロトリガ(成分名:オメガ-3脂肪酸エチル):EPAとDHAの両方を配合した中性脂肪低下薬。
  • サプリメント・食品
    • DHA&EPA+セサミンEX(サントリー)
    • スーパーフィッシュオイル(ネイチャーメイド)
    • DHCの「DHA」「EPA」サプリメント
    • 食品としては、えごま油、アマニ油など。

まとめ

  • 処方薬のみ:スタチン、ミノサイクリン
  • 処方薬・市販薬がある:アセチルサリチル酸
  • 処方薬・サプリがある:亜鉛、ω3脂肪酸
  • 主にサプリ・食品:クルクミン

ご自身の症状や目的に合わせて、サプリメントで補うか、医療機関を受診して薬を処方してもらうかを検討してみてください。

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