多文化心理療法の3つの基本概念

多文化心理療法の3つの基本概念は以下の通りです。

1. 世界観(Worldviews) 文化によって個人の自己定義や他者との関わり方が異なります。集団主義的(collectivistic)な文化と個人主義的(individualistic)な文化の違いを理解し、セラピストとクライアントの世界観の交渉が効果的な心理療法の鍵とされています。

2. 文化的コンピテンス(Cultural Competence) 多文化的状況で効果的に働くために必要な知識・行動・態度・スキル・政策の総体です。セラピストが自身の世界観を認識し、文化的差異への態度を検討し、多文化的スキルを開発することが求められます。

3. エンパワーメント(Empowerment) 人種的マイクロアグレッション(racial microaggressions)など、周縁化された人々が経験する抑圧や不平等に対抗するために、クライアントが資源へのアクセスを高め、内在化された抑圧を克服し、変革的行動に取り組めるよう支援することです。社会正義の推進とも密接に結びついています。

これら3つの概念は互いに関連しており、多文化心理療法の理論的基盤を形成しています。

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