盆栽
・最初その木と出会った時、曲がっていてどうしようもないないと思っても、
年月がたつと味が出てくる。分からないものです。
・これは困ったな、個性はあるんだけど、どうかな、って思ってもうちょっとって思ったら1年経ち、2年経つと結構良いじゃんってなったりする。
・そうすると幹とか枝が成長するにつれて変わっていくので、良くなったからここを手入れてとかアディアがわく。どうしようもなかったなりに良い味が出てきたり。当初がそれほど大したことないと思っても、何十年経つと結構良いんじゃん?って。
・案外きちんと出来上がってる木って飽きちゃう。園芸的には良く出来てるんですよ。でも、その木じゃなければあっちでも良いかなってなる。個性があって、これどうすれば良いかなって木ほど、後から味が出る。私なんか半年・1年に一回くらいしか手入れしないです。伸ばして、針金掛けて、強弱付けて。常にやりすぎるとちょっとよくないようですね。
・1時間のステージの中でがががってやるのもあるんですけど、後からいたむんですよね。ホテルとかのパフォーマンスとしては良いですけど、本当は丁寧にやらないといけない。
・複数の手術を同時にやるようなものなので、植え替えだけ・剪定だけ・針金だけとか、少しずつやるのがいい。下手したら枯れちゃうので。
・自然治癒力ってやっぱりすごいですからね。手掛けたぶん変わってくるというのが生きてるものの違いですね。
・今日みたいに雨が降った翌日とか緑の色が違いますね。カンカン照りのあとだと元気がないなとか息遣いが感じられるようになりますね。葉の色とか芽の伸び方とか見て。
・植物って邪険にすると枯れますから、愛情かけてちゃんと。確かに人間と似てるかもしれないですね。
・あまり慌てると逆にガクッと落ちちゃうと戻すのが大変ですから。
・面白いですね、頂点ないから。ゴールがないから。変化し続けるんです。
・盆栽教室によくお年寄り来るんですけど、もう年だからって、いまから手掛けてもって、言うんですけど、そんな言っちゃいけませんよって。どうせ盆栽にゴールはないんですよね。始まりがおそいとか気にしなくても。年取ってるから今からやってもなんて言っても、誰だって何年生きてるか分からないじゃないですか。だからそれは全然気にしないで良い。だいたい育てた人間より盆栽が長生きするので。
・うちにある、有名な人のところから来た盆栽はその人が亡くなった時に放出されて、80年くらいの松。このの人は種を植えて、育てた人。種から育てて、それがいまうちに来て元気にしているので、色々出来るんじゃないかなって思います。
